検索
  • Jin Kimura

高岡のちょいワル凄腕職人衆

更新日:2020年11月16日


こんにちは。木村です。

いよいよブログも第6弾に突入してまいりました。

先日、大学時代のバイトの先輩から紹介をしていただき、

職人さんに会いにいくツアーに参加をさせていただきました。

どこへ行ったのかと言うと...!?

ヒントは日本一イケメンの大仏がいる都道府県です!

さ~分かりましたか!?

正解は・・・全国の銅器の生産数9割を誇る

鋳物(いもの)の街、富山県高岡市です!!!


さて、今回は主催してくださった会社の方々の協力と

現地の職人さんのご厚意で7箇所もの工房を案内していただきました!

熱量にあふれた高岡市の現場をひとつでも多く伝える為、 どどどっと!7つの工房を一挙に紹介したい所なのですが、 ほぼ『プロジェクトX 』7本分くらいの情報量になってしまったので、 今回は短縮して、高岡の伝統産業の特徴と この旅を通して、私が感じた事をつらつらと 書いていきたいと思います笑

まずは見てきた工房の写真を少しだけ

⚫︎鋳物をかたどる木型を作成している

嶋モデリングさん


⚫︎錫(すず)製品や仏具の販売を行なっている鋳物メーカーの能作さん


⚫︎仏壇や国宝の仏閣の修繕まで行っている、

京田仏具店さん


高岡銅器の伝統的 銅板着色を活かしてインテリア用品や建築部材などへの展開をしている

モメンタムファクトリー・oriiさん


●高岡銅器の美術品などに塗装を施す杉本美装さん


●寺院用のおりんを専門に製造している

シマタニ昇龍工房さん


高岡市は今からおよそ400年前、前田利長が高岡城の城下町を繁栄させる為に、7名の天才鋳物師を招いた事がきっかけで発達した

歴史あるものづくりの街で、今でも100軒以上の鋳物屋が残っており、

その工房では数々の新しい製品が作られています。

そんな高岡の伝統産業の特徴として欠かせないのが「分業制」の存在。

今まで、私が見てきた工芸品の殆どが、1つの工房で製作から

販売を行っていたのに対し、高岡の銅器や、漆器は

原型の作成、研磨、色付けなどが全て別々の工房で行われており、

そうしてできあがった物を問屋さんが小売店におろすという

システムで成り立っています。

そのため、街の職人さん同士の結束力が非常に高く、

お互いが密接に関わっているのがとても伝わってきました。

それと、何と言っても職人さん同士の仲が半端なく良いんです!

ツアーの中で、飲み会を開いて頂いたのですが、

その時も20名以上の方々が集まって来られて、

まるで同じ部活の先輩と後輩が一堂に会したかの様に、冗談を言ってふざけたり、

これからの仕事の話で大いに盛り上がっていました。

それもそのはずで、高岡の職人さん達は

高岡伝統産業青年会(又の名を伝産!)という

組織を作っており、定期的に総会を開いて意見交換を行ったり、

こういったツアーを実施して県内のみならず

世界に高岡の伝統工芸の魅力を広めています。

そういった活動を盛んに行っているからこそ

同世代の職人さんが垣根なく話せる関係性が

できあがっているわけです。


このお互いが仕事相手ではなく仲間になっている感じが、

とっても素敵なんです!

伝産についてはこちら→→

しかし、そんな活気に満ち溢れた高岡の職人さん達でも、

今の職人さんの減少を食い止める事は簡単ではないのだなと

感じてしまうお話もお伺いする事ができました。

それは、伝産の現会長である武蔵川さんが

手掛けている螺鈿(らでん)細工の仕事での話でした。

(螺鈿においても12の工程に分け、分業で作成をしていきます。)


以前、あのレディーガガのハイヒールを作成した事で有名な

舘鼻 則孝(たてはな のりたけ)さんとコラボして

靴が収まる厨子(ずし)や展示品のオブジェを作った事があったそうです。

舘鼻さんについてはこの記事を参照→→

その時に、デザイナーの舘鼻さんは

高岡の職人さん達とタッグを組み

とても素晴らしい厨子を作られたのですが、

完成後、その作品に携わった“職人さん達”一人一人が、晴れて世間に知られる事はなかったそうで、現在その内の数名の方は、 その工程を担える最後の1人になってしまっているとの事でした。 ※尚、誤解がないよう書きますが、舘鼻さんは 日本の着物などの古典技法を学ぶ為に東京芸大に入学されている程、 日本の文化をとても尊重されていて、携わってくださった職人さんに 対しても敬意を持ってお仕事をされている方です。

こちらの記事にもその事が書かれています。→→


この螺鈿の作品は雑誌のeyescreamでも特集されたり、

色々なメディアでも取り上げられているにも関わらず、

なんで...

もしかしたら、職人さんから名前を出すのは控えて

欲しいと要望があったのかもしれないけれど、、

現場で素敵な物を実際に見ているからこそ、

とてもやるせない気持ちになりました!

何を言いたいかというと、

やっぱりメディアも、物を見ていたお客さんも

完成した物だけを見て、作られた経緯や、携わった職人さんには

十分に目を向けられていないんじゃないかという事です!

もっとその物の表面だけではなく、

奥底の部分を伝えられるような仕組みが必要なんじゃないかって。

そういう素晴らしい作家さん、デザイナーさんと コラボレーションしたら日本中に、いや世界中に いっきにその物の正しい価値が広まるチャンスがあるんじゃないかって思うし、そういう活動が増えれば、物が売れない現代においても日本の職人さんは生き延びる事が出来るんじゃないかって思います!

その為に、色々な方法があると思うけれど、私自身、何が本当に美しいのかを学び、

その中で出会った

素晴らしい職人さんと、作家さん、デザイナーさん達を

繋げる手助けが少しでもできるようにならないと!

そんな事を1人悶々と考えている訳です!

と言う事で、道のりは長いですが、これからも

地道に日本の素晴らしい物と、

職人さんをご紹介していきながら、

試行錯誤して日本の物づくり文化を絶やさないよう

動いていきますー!

(フェイスブックのページもありますのでよろしくお願い致します!)

最後に今回、地元の様々な方々をご紹介いただいた

高岡ツアーの案内人である國本耕太郎さんと、

村上真希さん、またwhereの皆さん本当にありがとうございました!

今後ともよろしくお願いします!


おわり


閲覧数:117回0件のコメント

最新記事

すべて表示