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  • Jin Kimura

年輪を履く(前編)


こんにちは 木村です。 今回は会津地方の北に位置する、福島県喜多方市より、 江戸時代から伝わる下駄の文化を今も尚、守り続けている 桐下駄職人さんのお話を前編、後編で書いていきたいと 思います。 「黒澤桐材店」さんは喜多方駅より徒歩で 10分程度のところにある 創業100年を超える老舗で、桐タンスや琴に使われる、

会津桐材を扱っているお店です。 お店のサイトはこちら→

そして、桐材以外にもうひとつ、こちらで製造から 販売まで行われているのが、 会津桐下駄で、その木目の美しさ、軽さ、履き心地の良さから、 桐下駄の中でも最高峰と称されている一品です。 この会津桐下駄の特徴は、大きく分けて三つあり

1、足を載せる天板とそれを支える歯が一体になっている真物(まぶつ)


2、天板に年輪が縦にまっすぐ入っている柾目(まさめ)


3、下駄を合わせると両側の年輪がつながる合目(あいめ)


原木の伐採から形になるまでに最低2年はかかり、 ひとつの原木からわずかしか取れない その貴重さから「年輪を履く」とも言われています。 そんな貴重な下駄とは言え、 履かないことにはもったいない!という事で、

今年の夏、なかなか着る機会のなかった

小千谷縮と共に、この下駄を履いて、 出かけてみたのでした! さて、そもそも下駄の魅力ってなに?と聞かれたら、 何よりもまず、足が直接空気にふれる開放感が 挙げられるんじゃないかと思います。 私の場合、いつも普段履きにスニーカーや、 革靴を履いている事が多いので、 足元の開放感というのは、 特に身に染みてありがたみを感じました。 加えて、下駄で歩く時の音も 忘れてはならない魅力のひとつです。 やっぱり、あの音を聞くと日本の夏を思い浮かべるし、 街中なんかで聞くと振り返ってしまうのは、 日本に根付いている大切な音、 文化だからこそだとつくづく思います。 と、ここまで魅力を書いてきたものの、

正直、下駄は「長距離歩くには疲れる」とか、 「鼻緒が食い込んで痛い」とか、 悪い印象を持っている方も多いのが事実だと思います。

かく言う自分も履く前では、 そんな事を少し心配していたのですが、

こちらの桐下駄は足にしっかりと馴染み、 長く履いてもまったく違和感はないし、 鼻緒がキツくて痛い、なんて事も 一切ありませんでした!!

お陰様で今では、とっておきの日に履く

革靴のような、特別な履き物になりました。


そんな余韻に浸りつつ後日、その時の感動と、

感謝を直接伝えようと、お店に電話をしてみたところ、 なんと9月の頭に横浜の高島屋にて催事を行うとの 情報をキャッチ!! これは行かねば~と言うことで、先日直接お会いしてきました。 そこには、開店間もない高島屋の催事フロアで 「どうぞ、一度履いてみてくださいね」 「白木の下駄はぬくもりが違うので」と 店の前を通る、お客さん一人一人に 真剣に伝えている黒澤さんがいました。

つづく


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