検索
  • Jin Kimura

笑う鍛冶屋


先日から書いていた、福岡の回がようやく書きあがりました。 instaでの無駄な告知から約1ヶ月もかかってしまいましたが、 月1ペースはどうしても守らねばと空いた時間で必死に やっておりますのでよろしくお願いします。 さて、そんな今回のブログでは博多包丁の職人さんを ご紹介させていただきます。 鋭く尖った刃先と「黒打ち」と呼ばれる磨きをかけずに、 かなづちの跡を残すのが特徴の博多包丁、かっこいいですね。 



無駄がなくて洗練されていて、とても無骨な感じ。 

なにしろ、この焼印❖の感じとかグッときます。

そんな素晴らしい博多包丁を作り続けているのが

こちらの大庭 利男さん。

鍛冶屋を始めて65年になる大ベテラン。

街の人からもすごく慕われていて、話を伺っている最中も

包丁を研ぎに来る人や、道行く人に

「ここで買った包丁はずっと使えるから便利でいいねぇ」とか

「大将が元気なうちに研いでもらわねえと」とか

声をかけらる場面が多くありました。


また、右利き左利きの区別なく使えるよう、

こちらの包丁は全部両刃であったり

「四ツ菱の焼印❖の所まで鋼が入っているから、研げばここまで使えるんよ」と

買った人には使い方も丁寧に教えてくれて、

20年間同じ包丁を使っている人がいるというのも納得できました。

あとは、時折見せてくれるクシャットした笑顔。

「笑う鍛冶屋って言われててね」と自分で説明をしてくれる

姿もまた、最高にチャーミング。


あくまで使う人の立場で、少しでも使いやすいものを作る。

「使う人に喜ばれた時が一番嬉しいねぇ。職人ちゃそげんなもんでしょ」と、

ごく真っ当であるけれど、今の時代にはまれになってきた

大切な「職人気質」をお持ちの素敵な方でした。

また、「職人は死ぬまで現役!鍜治場で死ねたら本望やねぇ」と

今は仕事を続けられることが一番の望みだと話をしてくれた大庭さん、

客観的には物が売れない時代ですが、やっぱり大庭さんのように

それでもこの道を選び、つらさも喜びに変えられる人こそ、

真の職人さんだと思うし、昔からある日本人の姿だと思います。

日本の職人文化を絶やしたくないと思って始めたこの活動は、

日本人が日本人でいることの大切さを再認識させてくれる

素晴らしい機会になりました。

これからも頑張っていきます。

おわり


閲覧数:74回0件のコメント

最新記事

すべて表示