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  • Jin Kimura

syouryuのすずがみ

更新日:2020年11月18日

こんにちは。samelanguageです。



今回も引き続き、YOROZUYAで掲載した商品の中から富山県高岡市発のブランドsyouryuの「すずがみ」をご紹介します。



来週の23日は勤労感謝の日、毎日頑張っている自分やパートナーの方を労う日です!

そんな時のささやかなプレゼントとしてもこのすずがみはおすすめです!





すずがみが作られているシマタニ昇龍工房では、全国に10人に満たない

「おりん職人」が3人もおり、「金鎚で叩く」ことにより板を絞り、丸みを整え、

音を調律することでおりんを制作しています。


「新しいプロダクトを作る」その考えが新ブランド・新商品の誕生へとつながったそうです。

「すずがみ」と名付けたそのプロダクトは、その名の通り、

紙のように薄くて自由に曲げることのできる新しい錫商品です。





すずがみの生産されている高岡市は今からおよそ400年前、前田利長が高岡城の城下町を繁栄させる為に、

7名の天才鋳物師を招いた事がきっかけで発達した歴史あるものづくりの街で、

今でも100軒以上の鋳物屋が残っており、その工房では数々の新しい製品が作られています。

下の写真は錫のカゴに変身しちゃう優れ物!!





そんな高岡の伝統産業の特徴として欠かせないのが「分業制」の存在。

今まで、私が見てきた物の殆どが、1つの工房で製作から販売を行っていたのに対し高岡の銅器や漆器は、原型の作成、研磨、色付けなど全て別々の工房で行われており

そうしてできあがった物を問屋さんが小売店におろすというシステムで成り立っています。

そのため、街の職人さん同士の結束力が非常に高く、

お互いが密接に関わっているのがとても伝わってきました。





職人さんへのインタビューの旅を始めた当初に高岡の職人さんに会いに行くツアーに参加をさせていただいた時も現地の職人さんのご厚意で7箇所もの工房を案内していただいたのですが、

まるで同じ部活の先輩と後輩が一堂に会したかの様に、冗談を言ってふざけたり、

とにかく職人さん同士の仲が良く、とても良い関係性だなぁと感じたのが印象的でした。普通の工房では1〜2名で作業するのがごく当たり前と思っていましたが、これってすごい大切な事だと思います。


詳しくは、私の過去ブログ「高岡のちょいワル凄腕職人衆」をチェックしてみてください。



そのツアーで「すずがみ」を知る事になった訳ですが、高岡の特産物である錫の性質を余すことなく活かした画期的なプロダクトではないかと思います。

錫は金属でありながら、無理に力を入れなくてもスッと曲がる不思議な素材です。

また錫は熱伝導率が高いので、冷蔵庫に数分入れておくだけで、あっという間に

冷たくなり、ひんやり感も長続きするのでサラダやお刺身、

和菓子やケーキをのせたり、取り皿としてもちょうど良い大きさ。

また、抗菌性が高く、錆びや腐食に強く、金属臭もないので、食器としても

安心してお使い頂けます。そして、落として割れないのもまた錫の良いところの一つです。



もちろん食事の時だけでなく、来客時にもおすすめです。

折ったり曲げたり丸めたり自由に形を作ることが出来るので、

角を曲げれば箸置きにもなりますし、ナプキンリングや一輪挿しにだって!!

自分の家ではアクセサリー置きやインテリアの一部として使っていますが、この様に

アイデア次第で幅広い用途にお使い頂けます。




模様は、熟練の職人が一打ち一打ち金槌で叩いています。

もともと冷たい印象を受ける金属ですが、叩くことによって手仕事のぬくもりが生まれます。鎚目の模様は3種類。すべて日本の美しい気象現象に見立てて名付けられました。


・霰 (あられ)は音をたてて降る氷の粒。

その粒を打ち付けた様な鎚目です。


・風花 (かざはな)は雲の少ない晴れた日に舞う雪で、その雪が積もった様な鎚目


・五月雨 (さみだれ)は陰暦五月に降る長雨。その粒を打ち付けた様な鎚目です。



実際に目の前でもこの模様の打ち込みを拝見しましたが、

均等に打ち込んでいくのは至難の業!!

簡単そうにやってのける職人さん達の技術力の高さに驚きます。





折り紙のように折ったり曲げたりして自由に形を変えられる「すずがみ」。

使用後は、別売りの「ころ」と呼ばれる木の棒を転がせば

簡単に元の平らな状態に戻るので、何枚重ねてもコンパクトに収納できます。

曲げる時にピキピキという高い音がしますが、これは錫の分子が擦れ合う音で

”Tin Cry (錫鳴き)” と呼ばれています。



圧延された錫の板を繰り返し金鎚で叩くことで、模様を付けるだけではなく、

繰り返し曲げる事に耐えられる強さを備え付ける、鍛金職人ならではのプロダクトとなりました。


金属なのにスーッと自由に曲がる、このすずがみの新しい感覚!

触ればきっとやみつきになること間違い無しですので是非手に取って触ってみてください。


syouryu http://www.syouryu.com/

〒933-0847 富山県高岡市千石町4−2 Tel : 0766-22-4727  Open : 09:00~17:00


ホームページにOnline Shopもございますので是非そちらでもお買い求めください。


それでは、また次回


つづく

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